多彩な生活文化を育んだ伊賀・甲賀

忍者は平時には農耕に勤しみ、戦となれば得意の武器を持って戦った。農業以外にも木こりや山伏を生業とする者があり、山伏は厳しい修行を積む一方、薬草の知識を身に付け、諸国を巡ることで情報に通じた。日々の暮らしや、生業の知識、技術が忍者の技として活かされていたのだ。