伊賀の中世城館群と
天正伊賀の乱激戦の城跡
(比自山城跡)

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上野盆地を東に見下ろす比自山山頂には、天正伊賀の乱で伊賀衆と織田軍との激戦の舞台となった比自山城跡があります。
この城跡は、東西約200m、南北約400mにわたる大規模なもので、方形の城館が大半を占める伊賀では珍しい山城です。また、集落に近いところの尾根筋にも、比自山城を守るように長田丸・朝屋丸と呼ばれる城跡があります。
比自山城跡の位置には、観音寺という寺院が営まれていましたが、戦国時代末期、織田信長の侵攻に備えて城に転用されました。
城跡は、寺院があったと考えられる平坦地を主郭として、尾根に沿って郭や堀切が幾重にも配置されています。また、防御と連絡通路を兼ね備えた犬走りも各所に見られます。さらに、城跡の中でも四方を土塁で囲み高所に位置するところがあり、指揮所的な役割を果たしていたと考えられます。
厳重に防御された比自山城跡は、天正伊賀の乱の激しい戦いを今に伝えています。

比自山城跡

アクセス

伊賀鉄道 西大手駅 徒歩40分

T E L

0595-26-7788(伊賀上野観光協会)

住所

伊賀市長田

駐車場

なし

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