真・忍者物語 「本物の忍者」を探しにいこう!
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こっそり伝える通信道具ご しきまい3                      てぢから          ほうのうえんか  ほうのう5色の色の組み合わせで暗号をつくることができる「五色米」。米だけでなく、石も置くルールを決めておけば、他の人に知られずに仲間に情報を伝えられる。わらやオオカミのフンに火を付け煙を上げることで、遠くにいる相手に合図を送る伝達法。打ち上げのろしや色付きのろしなどがある。くじごしんほう合言葉を決めておけば、敵がまぎれ込んでもすぐに見破れる!いんご忍者が築いた現在にも残るもの三重県伊賀市にある「手力神社」では、毎年10月に花火大会(奉納煙火)が行われます。そのはじまりは、伊賀で有名な忍者の一族である藤林長門守が、火筒やのろしなど火の忍術を得意としたことから、花火を神社に奉納したこととされています。く    じ        いんりん臨しゃ者れつ列インターネットも電話もない時代、遠く離れた相手と連絡をとるのは一苦労でした。忍者はどのようにしてこっそり仲間に重要な情報を伝えていたのでしょうか。ここでは連絡を取る時に使っていた通信道具をご紹介します。忍者が両手指を使って何かの形を組んでいる姿を見たことはありませんか。この動作は「印を結ぶ」といい、有名な印のスタイルに「九字護身法」があります。印はそれぞれ神や仏を表しているとされており、九字の印を順番に唱えながら結ぶことで、気持ちを落ち着かせ集中力を高める効果があるといわれています。※ここでの九字護身法の読み方や表記は代表的なものです。 びょう兵かい皆ざい在とう闘じん陣ぜん前〈 のろし 〉〈 五色米や石 〉山森OK山月NG〈 忍びいろは 〉仲間へ重要な内容の手紙を書く際は、万が一手紙が奪われても敵に情報が知られないよう、「忍びいろは」という暗号文字を使っていた。〈 合言葉や秘密の言葉 〉忍者は合言葉や秘密の言葉などの「隠語」を連絡の際よく使っていた。決まった言葉はなく、その場でつくることもあったという。って知ってる?九字の印

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